6日朝、浜松市付近に上陸し静岡県内を横断した台風18号は、各地で床上・床下浸水をもたらした。「七夕豪雨以来だ」。住民らは口をそろえ、終日、水につかりながら片付けに追われた。
静岡市清水区では、巴川や庵原川に注ぐ支流から泥水があふれ、長崎新田、高橋町、柏尾などで住宅が床上浸水した。障害者や高齢者らが自力で避難できず、消防隊が救出した地域もあった。清水消防署によると、同区北脇新田では男子高校生(18)が冠水した道路の側溝にはまり右足にけがをしたもよう。
精密機械板金会社(同区北脇新田)では、工場や事務所に床上約30センチまで水が入り込んだ。愛智繁社長は「機械を乾かしてから動かしてみないと本当の被害は分からない」とため息をついた。同区鳥坂でも雨水が住宅や店舗内に浸入した。雑貨店を経営する男性(62)は「ボートに乗って店に到着した時、商品が浮いている状態だった。まさかこんなことになるなんて」と落胆した表情で話した。
同市葵区では城北や南瀬名などで浸水被害が相次いだ。同区下地区は鯨ケ池周辺が冠水した。夫と仏壇を製作する女性(67)は「雨がやんだと思ったら床まで水が上がってきた」と振り返った。
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