2014年10月14日星期二
沖縄地震
沖縄県に被害を及ぼす地震は、主に南西諸島海溝付近などの海域の地震と、陸域や沿岸部の浅い場所で発生する地震と、沖縄トラフ沿いの浅い場所で発生する地震です。
沖縄島や慶良間諸島では、M4~5程度の地震は発生しているものの、歴史の資料によって知られている被害地震は少なく、沖縄島近海に発生した1882年の地震(M5.7)と1909年の地震(M6.2)及び1926年の沖縄島北西沖の地震(M7.0)くらいです。1909年の地震では、那覇、首里などの沖縄島南部で1,000ヶ所以上の石垣が崩壊し、十数名の死傷者が生じました。この地震では、津波被害の報告はありません。なお、奄美大島近海に発生した1911年の地震(M8.0)では、那覇市、首里などで被害が生じました。
沖縄県西部の先島諸島周辺では、M7程度の地震がしばしば発生します。とりわけ被害が大きかったのは、住民約12,000人が溺死し、2,000戸の家屋が流出した1771年の八重山地震津波(M7.4)です。この地震はプレート間地震であったかどうかは分かっていません。また、海底での大規模な地滑りによって発生したとの説もあります。1966年の台湾東方沖の地震(M7.8)では、与那国島で死者や家屋全壊などの被害が生じました。1938年の宮古島北方沖の地震(M7.2)、1947年の与那国島近海の地震(M7.4)及び1958年の石垣島近海の地震(M7.2)では、西表島や石垣島に数名の死傷者が生じました。これらは深さ80~100kmで発生した深い地震です。1915年の石垣島北方沖の地震(M7.4)なども深い被害地震です。
石垣島と宮古島において、石垣崩壊、山崩れ、道路破壊などの被害が生じた1898年の石垣島東方沖の地震(M7)は陸域の浅いところで発生する地震と同じタイプの地震です。このタイプの地震は津波を伴うことはあまりありませんが、沖縄トラフの浅いところで発生した地震と考えられる1938年の宮古島北方沖の地震(M7.2)では、地震発生の約10分後、宮古島平良港に高さ約1.5mの津波が押し寄せ、桟橋を流失させるなどの被害が生じました。
西表島付近では、1991年及び1992年に活発な群発地震活動が発生しています。特に、1992年の9月に始まり、一部に石垣などの崩壊が生じた群発地震(最大M5.0)では、震源域は北西-南東方向に伸びる面上に分布し、地表に断層は現れなかったものの、水準測量では南西側が下がる正断層が推定されました。この付近では、1924年に大量の軽石を噴出した海底火山活動があり、火山との関連も注目された活動でした。
また、外国の地震によっても津波被害を受けることがあり、1960年の「チリ地震津波」では、沖縄島などで死者、住家全半壊、船舶流出などの大きな被害が生じました。
沖縄県では、宮古島に活断層がある以外には、活断層はほとんど知られていません。また、県内に被害を及ぼす可能性のある海溝型地震には、与那国島周辺の地震があります。
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