2014年10月20日星期一
折田謙一郎・群馬県中之条町長
群馬県の北西部、吾妻地域の中心である中之条町(1万7900人)。昨年1月の就任以来、大規模な庁内の機構改革を実施してきた折田謙一郎町長(おりた・けんいちろう=64)は「先が見えない、低迷している、そんな時代にはより機動的な組織でスピード感をもって対応することが大事」と語る。
町長は就任後、昨年4月1日付の定期人事異動を見送り、3月議会に機構改革案を提出した。同一課内にあった企画部門と財政部門の企画政策課と総務課への振り分けや、エネルギー対策室の新設を目玉とした1回目の機構改革を行った上で人事異動を実施。今年4月1日付の2回目の機構改革では、秘書業務を担当する行政推進課を始め、1課2室を新設した。
「課や室というのは、特化した業務を命令してあげないと。特化してやれと言えば、さっとできる」という町長の持論を最も体現しているのがエネルギー対策室。新設から一年半で、三つのメガソーラー(大規模太陽光発電施設)が今年末から売電する見通し。
企画政策課の秘書業務を独立させる形で行政推進課を立ち上げたのも、スピードアップが狙い。「行政推進課は私の特命担当。きょうの新聞に出ていた。あした行ってこい。これくらいのスピード感がないと駄目。がんがん特命します」と話す。
また、今年1月からは町長自らテーマを与えて全課から企画提案を募っている。これまでに与えたお題は「文化会館を活用するイベントを考える」と「子どもを対象にしたイベントを考える」の二つ。「実現不可能な企画で結構。金がかかり過ぎるとか、法律がどうとか、とらわれないところで考えたほうがいい」と狙いを明かす。
故小渕恵三首相と娘の優子衆院議員の地元秘書を30年以上務めた折田町長。就任後1週間で、全ての職員と酒席を設け酒をついだ。「独りよがりかもしれないが、みんな良い顔をして一言二言だけど話をしてくれたし、自分の考え方も伝えられた」と振り返る。
〔横顔〕健康の秘訣(ひけつ)は、リンゴと牛乳だけの朝食。趣味は刀剣や甲冑(かっちゅう)など骨董(こっとう)品の鑑賞で、群馬県高崎市内に自身の店「夢玄堂」を構える。
〔町の自慢〕「4万の病に効く」とうたわれる四万温泉をはじめ、12カ所の温泉を有する。また、現在でも獅子舞13団体、神楽11団体、雅楽5団体が活動する文化・芸能の町でもある。
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