2014年12月26日星期五
トヤマエビ
トヤマエビは、エビ目(十脚目)・タラバエビ科に分類されるエビの一種である。学名は、武田正倫が記した説明ではPandalus hypsinotusとしているが、朝倉彰著「甲殻類学」ではPandalus nipponensisとしている。
日本海の全域からベーリング海にかけて生息する、寒海深海性のもので、水深100mー200m程度のところに棲む。水深350mまでとしている書物もある。 富山湾で大量に漁獲されるためにこの名がある。
標準和名としては「トヤマエビ」で、標準和名が「ボタンエビ」の種とは別だが、一般にはボタンエビとも呼ばれることがある。ほか、「タラバエビ」、「キジエビ」と呼ぶ所もある。
特徴[編集]
体長は17cmほどで、大きい物では25cm以上になるものもある。額角は前部が上にそり、頭胸甲長の1.5倍ある。武田正倫の記述によれば、生きている時は淡紅色で、頭胸甲側面には不規則な斑紋、腹側に赤褐色の横じまがある。ボタンエビにはこの横じまがなく、また頭胸甲の背の部分の曲線は、トヤマエビが急であるのに比べ、ボタンエビは緩やかである。[1]
2年目は体長10cm程度でオスとして成熟するが、他のタラバエビ科のエビと同様に性転換する。
4歳頃までは雄で、4歳半で性転換をして雌に変わり、5歳で1回目の産卵をする。1年間抱卵を続けた後、卵を孵化させて幼生を放つ。その後1年は抱卵せず、満7歳で2回目の産卵をし、1年間の抱卵後、孵化させ、8歳で寿命が尽きる。[2]
捕獲[編集]
10月から翌年5月まで、底引き網、えびかご網により捕獲される。
旬は冬季[2]。
地方名[2][編集]
オオエビ(北海道後志・桧山、石川県金石、福井県越前)
ガスエビ(富山県新湊)
キズエビ(富山県滑川)
コエビ(青森県深浦、大型抱卵個体)
サルエビ(石川県宇出津)
シマエビ(山形県)
シロエビ(北海道・兵庫県香住[3])
タラバエビ(山形県・石川県西岸)
トラエビ(北海道)
ボタン・ボタンエビ(北海道後志・桧山・小樽、青森県鯵ヶ沢・小泊、秋田県、山形県、石川県金沢、福井県、京都府)
マタエビ(石川県西海)
脚注[編集]
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^ 武田正倫著 『原色甲殻類検索図鑑』 北隆館、1982年。
^ a b c 本尾洋 『日本海の幸 -エビとカニ-』 あしがら印刷出版部、1999年、27頁。
^ 香住町水産加工協同組合、柴山港水産加工協同組合 『香住のさかな』2002年
参考文献[編集]
阿部・末広 『ビジュアル版日本さかなづくし』(講談社・1985年)
『日本大百科全書』(小学館・1985年)
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