日銀短観、高水準の設備投資計画 生産に結びつくか正念場

日銀が１日発表した９月の全国企業短期経済観測調査（短観）は、大企業全産業の２０１４年度の設備投資計画が前年度比８．６％増と６月の前回調査（７．４％増）から上方修正され、７年ぶりの高水準となった。６月から９月は下方修正されるケースが多いが、大企業を中心に投資に積極的な姿がうかがえる。ただ、大企業非製造業の足元の景況感は悪化するなど、不安も残す。 　大企業製造業の設備投資計画は１３．４％増と６月（１２．７％増）から上方修正され、８年ぶりの高水準だった。ＳＭＢＣ日興証券の宮前耕也シニアエコノミストは「人手不足感が強まる中、省力化設備の導入を進めた可能性がある」と指摘した。 　ただ、消費税増税や急速な円安で、不動産や卸売りなど大企業非製造業の景況感が悪化した。 　販売価格ＤＩ（「上昇」と回答した企業割合から「下落」と回答した割合を引いた値）も大企業製造業でマイナス４と６月短観より２ポイント悪化。日銀は「需給が鈍くなっている可能性がある」と分析した。 　前日公表された８月の鉱工業生産の速報値は前月比１．５％低下するなど景気回復の足踏みが続く。９月短観の高水準の設備投資計画が生産に結びつかなければ、政府・日銀の景気回復シナリオに暗雲が漂う。 bvlgari 時計 ジーショック フォッシル ハミルトン 時計 ルミノックス ニクソン noon 時計 rolex エクスプローラー vivienne paul smith 時計 フォリフォリ