【日米野球】カプアーノ、来季日本熱望！メジャー通算７６勝左腕、複数球団で争奪戦

◆日米野球第４戦　全米６―１日本代表（１６日・東京ドーム） 　ＭＬＢオールスターが６―１で侍ジャパンを下し、今大会初勝利を挙げた。先発して５回１失点と好投したヤンキースのクリス・カプアーノ10+ 件投手（３６）が、来季は日本でプレーする意向を持っていることがこの日、判明した。今オフ、フリーエージェント（ＦＡ）となったメジャー通算７６勝左腕をめぐって、日本の複数球団が獲得に乗り出す可能性が高まった。 　日本球界への移籍を狙うカプアーノが東京Ｄでの“品評会”で猛アピールした。「侍ジャパンはいい打者ばかりだけど、バランスを崩す賢い投球ができた」 　初回、山田を内角を突くクロスファイアの直球で見逃し三振に。内川にはショートバウンドするチェンジアップを振らせた。侍ジャパンを代表するヒットメーカーたちを抑えた投球術は、日本野球への適応力の高さを証明した形だ。２回に筒香の二塁打で１失点したが、５回４安打で勝利投手。４回１安打無失点だった１１日の阪神・巨人連合戦（甲子園）に続いての好投だった。 　ブルワーズ時代の０５年には１８勝。その後も左肘の手術を克服し、１２年までに４度も２ケタ勝利をマークした。今季はＲソックスで主に救援を務めていたが、シーズン途中にヤンキースに移籍すると先発ローテ入りしている。 　今オフにＦＡとなったが、関係者によると日本でのプレーを望んでいるという。０６年にも日米野球で来日。日本の野球や文化に触れ夫人とともに、すっかり親日家となったという。来季は日本球団と契約する意向を強め今シリーズ中にも交渉に向けて接触する可能性が出てきた。 　争奪戦の進展状況にもよるが、３６歳という年齢もあり、年俸１億～２億円で獲得可能とみられている。複数球団が調査に乗り出すのは必至だ。 　オリックスはエースの金子がＦＡを宣言しており、ポスティングシステムによる米大リーグ移籍も含め、流出する可能性がある。ロッテも成瀬がＦＡでヤクルト入りが濃厚。カプアーノ10+ 件を獲得できれば、左腕エースの穴を埋められる。今季は確固たる先発左腕がいなかったＤｅＮＡにも、魅力的な存在なのは間違いない。さらに外国人先発投手の獲得を目指している西武も、興味を示す可能性がある。 　「（日本に）３連敗していたが、我々にもプライドがある。何とかチーム状況を立て直したいと思って、いいパフォーマンスができた。一矢報いることができて良かったよ」。メジャー軍団に初勝利をもたらした左腕だが、来季はどの球団の救世主となるのか。 　◆カプアーノ10+ 件という男　米国の名門デューク大で経済学を学んだ秀才投手。７８年に米マサチューセッツ州で生まれ、少年時代からのＲソックスファン。０８年にトミー・ジョン手術を受けて２年間マイナー暮らしが続いた。１９１センチ、９７キロの長身から投げ下ろす直球は９０マイル（約１４４キロ）前後で見せ球にして、スライダーやチェンジアップの切れで勝負するタイプだ。また、けん制のうまさは抜群。１８勝した０５年には、１２人をけん制で刺した。 　日本びいきが高じて、弓道に興味があり「少し勉強して、その考え方を自らの投球に取り入れている」という。サラ夫人はデューク大の同窓生で、０４年アテネ五輪近代五種の米代表候補でもあった。愛妻家としても知られ、オフには料理教室やピアノ教室へ一緒に通うという。 mbt newbalance hermes usa コロンビア スピングルムーブ adizero flud bathing ape パトリック redwing pointer brand assics keen on ビルケンシュトック nikeplus